定例記者会見

蓮舫代表は1日、党本部で定例記者会見を開き、「特定複合観光施設区域の整備を推進する法案」(いわゆるカジノ法案)が衆院内閣委員会で審議入りしたことについて、「議員立法が、野党第1党の同意がないまま審議入りした例はない、極めて異例な状態で審議が進められている」と強く批判した。また、同法案の柱であるカジノ施設の解禁について、「国民の理解を得られているかどうか、大きな疑問だ」と指摘した。

記者団から「これまでの臨時国会で提案路線はうまくいったか」と問われ、蓮舫代表は「今国会では、急ぐ理由がわからないTPPの承認、根本的な解決には何もつながらない年金カット法案、なぜ今カジノなのかというIR法案など、急がなくてもいい法案処理を与党は急いでいる。民進党はそれを望んでいない。それらについては対案は出さず、急ぐ理由がおかしいと指摘した。民進党は対案と考え方を持っているが、与党の姿勢は『審議打ち切りで委員会を強行に進めて行く』というものなので、なかなか民進党の提案が国民に届きにくい状況だ。(来週7日に予定されている)党首討論では、どう提案型にしていくか考えている」と述べた。

※本文、動画ともに民進党HPより転載